[環境レベル内の3.5 GHz 5G信号にばく露された健康なボランティアの電気的脳活動の評価:無作為化対照研究] med./bio.

Assessment of Electrical Brain Activity of Healthy Volunteers Exposed to 3.5 GHz of 5G Signals within Environmental Levels: A Controlled-Randomised Study

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2023; 20 (18): 6793

この研究は、3.5 GHz高周波RF電磁界生理学的影響を調べた。健康なボランティア34人の覚醒時の脳電図(EEG)を、2つの「実ばく露」および「擬似ばく露セッションで測定した。電磁界は、電気的に遮へいされた部屋で放射され、現在の屋外ばく露レベルに対応する2 V/mの実効値とした。セッションは最大1週間離し、どちらのセッションも約26分のばく露時間とその後17分のばく露後時間で構成された。ベータ、アルファ、シータ、およびデルタ帯域のパワースペクトル密度PSD)を計算し、EEGベースライン期間に基づいて補正した。これは開眼および閉眼の二条件下で記録した。その結果、統計分析では、アルファ、シータ、およびデルタスペクトルにおける幾つかの電極を除いて、調査対象のEEGには全体として有意ではない変化が認められた。 この変化は、開眼および閉眼条件に応じて、PSDの上昇または低下として解釈される、と著者らは報告している。

ばく露