[カルシウムイメージングはゼブラフィッシュの稚魚におけるテラヘルツ放射の神経生物学的影響を特徴付ける] med./bio.

Calcium Imaging Characterize the Neurobiological Effect of Terahertz Radiation in Zebrafish Larvae

掲載誌: Sensors 2023; 23 (18): 7689

この研究は、ゼブラフィッシュの稚魚に対するテラヘルツTHz放射神経生物学的影響を、カルシウム(CA2+)画像撮影技術を用いて調べた。受精後7日間のゼブラフィッシュ稚魚を10または20分間、THz放射(2.52 THz、50 mW/cm2)にばく露し、神経Ca2+画像撮影、およびドーパミン関連遺伝子の定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)をばく露後に実施した。その結果、対照群と比較して、ばく露群ではゼブラフィッシュ稚魚の移動距離および速度が大幅に増加することが示された。更に、20分間のばく露群では、最大加速度と運動頻度が上昇した。神経Ca2+画像撮影では、ニューロン活性の有意な上昇が示された。qPCRでは、drd2b、drd4a、slc6a3、thなどのドーパミン関連遺伝子有意な上方制御が示された、と著者らは報告している。

ばく露