[有害物質リスク優先度指数（HARPI）に基づく北アザデガン油田における職場のリスク因子の評価] basics

この横断研究は、イランの北アザデガン油田における労働衛生リスクの同定、評価、および優先順位付けのための包括的なモデルを提供することを目的として、「有害因子リスク優先度指数」（HARPI）を用いて評価した。全ての職種群のオフィス部門の従業員の中で、人々の勤務中の姿勢による人間工学的リスクが最も高いリスクスコアを示し、是正措置の実施において最も重要なリスクであった。運用部門では、保健安全執行（HSE）グループでのベンゼン、生産グループでの電磁界、その他のグループでの望ましくない照明が最も高いリスクスコアを示し、トルエン、エチルベンゼン、キシレン（TEX）へのばく露が最も低いリスクスコアを示した。この油田では、ベンゼンへのばく露の管理、人間工学的条件の修正、騒音ばく露の管理が、それぞれ81.3、74.85、71.36のスコアで優先度が最も高かった。次いで、トルエン、キシレン、エチルベンゼンの管理は、それぞれ10.25、11.61、11.61のスコアで優先度が最も低かった、と著者らは報告している。