[スマートホームデバイスが発する2.45 GHz帯の高周波電磁界の評価] tech./dosim.

この論文では、現代の「スマート」ホームでの日常の機器や家電の制御および監視に用いられている消費者向けの「スマート」デバイスから発せられる電磁界の評価について論じている。高いユーザー活動をシミュレートした状態で動作するように設定された室内環境で、様々なデバイスから発せられる電磁界を測定した。この研究に含まれるすべてのデバイスは、Wi-FiまたはBluetooth接続を利用し、2.4 GHz帯域で動作する。その結果、全てのIoTスマートデバイスからのばく露は、安全基準よりも十分に低く（通常1％未満）、デューティサイクルも非常に低く（これも1%未満）、時間平均ばく露レベルはさらに低かった。ばく露レベルが低いことと、レベルはデバイスからの距離と共に急激に減少することから、「スマート」ホームにおける複数のデバイスの累積的な影響は有意ではない、と著者らは結論付けている。