[実際の人体に基づく純電気自動車のインバータの電磁ばく露レベル] tech./dosim.

The Electromagnetic Exposure Level of a Pure Electric Vehicle Inverter Based on a Real Human Body

掲載誌: Appl Sci 2024; 14 (1): 32

この研究は、純電気自動車内のインバータから運転手の体への電磁界ばく露量を定量的に分析し、電磁界ばく露の安全性を評価するため、バーチャルホームプロジェクトにおける実際の人間の解剖モデルに基づき、筋肉、骨、心臓、肺、肝臓腎臓、膀胱、頭蓋骨、頭皮、白質小脳を含む複数の臓器と組織を持つ実際のヒトモデルを構築した。運転者の組織および臓器内の誘導電界の分布を、有限要素法を用いて計算および分析した。その結果、運転者の体内の磁束密度誘導電界、および誘導電流密度の分布は、インバータの空間距離によって影響される(距離が遠いほど弱まる)ことが示された。特に、組織によって異なる誘電特性のため、異なる組織内の誘導電界は大きく異なっていた。但し、運転者の体が占める空間上の最大磁束密度と、運転者の体幹および中枢神経系内の誘導電界は、国際非電離放射線保護委員会(ICNIRP)のばく露制限を満たしており、この論文で提案されたインバータによって生成された電磁環境は、車の運転者の健康に対して安全であることを示している、と著者らは結論付けている。

ばく露