[目に見えない波、目に見える影響：ヒトの妊孕性における環境放射線の役割] temp.

このレビュー論文の著者らは、様々な種類の環境放射線が男女の生殖能力に及ぼす影響について、以下のように論じている。近年の研究では、低エネルギーの非電離放射線への継続的なばく露も不妊につながる可能性が示唆されている。この種の放射線の発生源は、一般的に携帯電話、TV／ラジオ放送、レーダーなど人為的なものである。日常生活におけるこれらの機器の使用増加は、電磁波汚染と呼ばれる新たな種類の汚染をもたらしている。電磁波汚染が不妊を引き起こす作用機序は現在も調査中である。男性においては、この種の放射線への長期ばく露が、精子数、運動率、形態、生存率といった精子パラメータに悪影響を及ぼす可能性がある。非電離放射線による女性不妊に関する証拠はまだ発展途上にある。