[ヤズドの女性における広く使用されている電磁波ばく露と妊娠および出産結果との関連:コホート研究] epidem.

The association of widely used electromagnetic waves exposure and pregnancy and birth outcomes in Yazd women: a cohort study

掲載誌: BMC Pregnancy Childbirth 2025; 25: 427

この研究は、イランのヤズド市在住の女性を対象に、広く普及している機器からの電磁波ばく露妊娠・出産結果との関連性を、2015-2019年にかけてヤズド母子コホートセンターに登録された計1,666人を対象に調べた。携帯電話コードレス電話、Wi-Fi機器を電磁波発生源とみなした。検討した妊娠・出産結果には、流産、早産、出生体重異常新生児身長および頭囲の偏差が含まれる。その結果、41人(2.5%)の母親が流産し、174人(10.4%)の母親が早産を経験したことが明らかになった。更に、出生体重異常児が181人(10.9%)、身長異常児が117人(7%)、頭囲異常児が124人(7.4%)認められた。妊娠中の携帯電話通話時間が長かった母親は、同期間における携帯電話通話時間が短かった母親と比較して、流産(p < 0.001、相対リスクRR)(および95%信頼区間(CI))1.0061(1.003-1.0093))、出生体重異常(p = 0.002、1.0012(1.0004-1.002))、身長異常(p = 0.003、1.0014(1.0004-1.0023))のリスクが高かったことが示された、と著者らは報告している。

ばく露