研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[妊娠中にVDT使用した婦人の流産及び産児欠陥のリスク] epidem.

The risk of miscarriage and birth defects among women who use visual display terminals during pregnancy.

掲載誌: Am J Ind Med 1988; 13 (6): 695-706

<目的>カルフォルニア州農業局により散布された殺虫剤Malthionの影響を検討する目的で行った研究の中で,妊娠期間中のVDT使用の影響も同時に調査することを目的とする. <方法>1981年から1982年までに北カルフォルニアのカイザー財団の3つの病院に入院した9564名の妊婦について,正常出産986名,流産460名,奇形児出産137名を抽出し,質問票の送付及び電話による本人からの基礎データを収集した.交絡因子は年齢,流産または奇形児出産の経験,人種,教育レベル,喫煙,アルコール,職業,入院した病院,妊娠日令,妊娠126日になるかどうか等について検討した. <結果>①週20時間以上VDT使用の作業をしている群では,流産オッズ比は1.8(1.2-2.8)で有意に増加している(表4).交絡因子による補正によってもこの結果は変わらなかった.②奇形児出産については,オッズ比1.4(0.7-2.9)で有意な増加は認められなかった.著者は妊娠の結果がよくなかった婦人はVDT使用頻度を多く申告しがちであること,また逆に正常な出産であった者は使用頻度を少なく申告しがちであることから,このようなオッズ比の増加を招いたかもしれないと述べている.

日本語版の論文要約はJEICが作成しており、英語版の論文要約に比べ簡潔な内容としている場合があります。 英語版の論文要約の全訳が必要な場合は、ログイン後、「要約を依頼」から依頼して下さい。

ばく露

この論文に対するコメント