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ブルートゥース

分類:
移動体通信および無線応用
説明:

ブルートゥースは、据置型コンピュータ、ラップトップ、PDAs、携帯電話、およびプリンタを無線接続するために開発された近距離無線送信の仕様のグローバル標準である。ブルートゥースは、世界中で利用可能なISMバンドの2.4GHzで稼動する低コストの近距離無線リンクを基礎にしている。
- ブルートゥースのクラスIは、100 mWまでの出力を放射し、100 mより長い距離をカバーする。
- ブルートゥースのクラスIIは、2.5 mWまでの出力を放射し、数10 mの距離をカバーする。
- ブルートゥースのクラスIIIは、最大出力1 mWを放射し、最大10 mの距離をカバーする。

電磁界の種別:
電磁界

測定値(文献に拠る)

クラス不明
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 2.26 V/m (測定値) 無線キーボードおよびマウス - [1]
SAR 0.05 mW/kg (最大値, 計算値) 無線キーボードおよびマウス 8-10歳児の全身平均 [1]
SAR 0.06 mW/kg (最大値, 測定値) 無線キーボードおよびマウス 3-7歳児の全身平均 [1]
SAR 0.07 mW/kg (最大値, 計算値) 無線キーボードおよびマウス 1-2歳小児の全身平均 [1]
ブルートゥース・クラス I
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 0.002 V/m (最大値) - 接続装置ドングル、10 g平均値 [2]
電界強度 0.2 V/m (測定値) USBスティック 距離 200 cm [3]
電界強度 0.7 V/m (測定値) USBスティック 距離 100 cm [3]
電界強度 0.8 V/m USBスティック 距離 50 cm [3]
電界強度 8 V/m (測定値) USBスティック 距離 10 cm [3]
SAR 0.1–0.2 W/kg USBスティック - [4]
SAR 0.466 W/kg (シミュレーション値) USBスティック 人体ファントム直近 [3]
電力密度 0.01 µW/m²–1.9 mW/m² (最大値) - 最大出力値 [2]
電力 0.1 W (最大値) - アンテナ出力 [5]
ブルートゥース・クラス II
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 0.08 V/m (測定値) USBスティック 距離 200 cm [3]
電界強度 0.1 V/m (測定値) USBスティック 距離 100 cm [3]
電界強度 0.3 V/m (測定値) USBスティック 距離 50 cm [3]
電界強度 0.7 V/m (測定値) USBスティック 距離 10 cm [3]
SAR 0.0092 W/kg (シミュレーション値) USBスティック 人体ファントム直近 [3]
ブルートゥース・クラス III
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
SAR 0.00319 mW/g (最大値) ヘッドセット - [6]
SAR 0.00117–0.00319 W/kg (測定値) ハンズフリー・ヘッドセット 距離 1.5 m [3]

参考文献

  1. Ibrani M et al. (2014): [家庭環境における無線通信装置からの電磁界への小児のばく露評価]
  2. Bornkessel C et al. (2009): [WiMaxへのばく露の評価:最終報告書 第1部]
  3. Gruber S et al. (2007): [無線ネットワークのリスク潜在性]
  4. 著者のリストなし (2012): [無線による音声とデータの伝送:BluetoothおよびWLAN]
  5. Otto M et al. (2007): [電磁界(EMF):子供の環境保健(CEH)に何らかの影響はあるか?]
  6. Kramer A et al. (2005): Development of Procedures for the Assessment of Human Exposure to EMF from Wireless Devices in Home and Office Environments. ITIS Foundation