研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[携帯端末の出力電力と健康] epidem.

Mobile Handset Output Power and Health.

掲載誌: Electromagn Biol Med 2004; 23 (3): 229-239

この研究は、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク国内のすべての郡における健康統計データとGSMカバレッジを調査した。著者らの研究の動機は、スウェーデン当局が発行している「モバイルシステムからの放射」というパンフレットにおける、GSM送信機のカバレッジが良好であると、携帯電話ハンドセットの出力(2 Wから0.001 Wまで変動する可能性のある)が低下するとの説明にある。調査の結果、健康の悪化とGSMカバレッジの低さとの間に非常に強い相関関係が示された;ハンドセットの出力規制がなかった1981年から1991年の期間においては、そのような関係は見られなかった、と報告している。

研究の目的(著者による)

スウェーデン、ノルウェー及びデンマークにおいて、保健統計データとGSMカバー範囲を調査した。

詳細情報

GSM送信装置の良好なカバー範囲は、端末の出力電力の低下につながり、これは2Wから0.001Wに変化し得る。人口が少ない地域ではGSMのカバー範囲が弱く、端末の出力電力はより高くなり、健康にインパクトを及ぼし得る。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

ばく露

ばく露評価

調査対象集団

結論(著者による)

健康の低下と弱いGSMカバー範囲との強い相関が認められた。GSMカバー範囲のレベル上昇に伴う循環系疾患による死亡率の低下が認められた。スウェーデンのカバー範囲が100%の地域における健康状態は、GSMが開始された1997年以降、病欠約11日だけ低下した。

研究助成