[連続磁界ばく露の間における人のメラトニン] med./bio.

Human melatonin during continuous magnetic field exposure.

掲載誌: Bioelectromagnetics 1997; 18 (2): 166-171

<目的>ボランティアの夜間のメラトニン分泌に及ぼす60Hz連続磁界曝露の抑制影響が有るかどうかを二重盲検法による室内実験により検討する。<方法>40名のボランティア(間欠曝露実験の対象者と同一の人で男性、18-35歳、急性慢性の疾病なく、夜間の仕事をしていない、通常の睡眠パターンの人)について、夜間のメラトニンピークレベルと光照射に対する反応を測定し、任意に二つのグループに分け、シャム曝露ー磁界曝露及びその逆の順序の曝露を行った。シャム曝露及び磁界曝露セッションでは200mGの60Hz円偏極磁界に午後11時から午前7時まで連続曝露された。この両セッションの間でのメラトニン値の夜間の推移を、同一人で比較した。セッション中は1時間毎に血液を採取しメラトニン値を測定し、午前2時から1時間のあいだ光を照射して、メラトニン値への反応を調べた。実験は二重盲検法によって行われた。<結果>対象者のメラトニンピークレベルは50pg/mlを中心として10-150pg/mlの範囲にあり(図1)、光照射によるメラトニン分泌の抑制は予想したとおり60%を中心として30-80%の範囲で観察された(図2)。シャム曝露と磁界曝露の間のメラトニン分泌は非常に良く一致していた。(f=0.09, df=1.37p>.75)(図3)。この結果から著者は、前実験の間欠曝露の結果と合わせて、この実験で使われた間欠磁界と連続磁界の条件では、人のボランティアの血液中の夜間のメラトニンレベルに及ぼす影響はないと結論した。

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ばく露

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