この研究は、ラット骨格筋のエネルギー状態に対する一様な正弦波磁界(50 Hz、10 mT)の影響の有無を調べた。2つの異なるプロトコルでラットへの全身ばく露を行った:(1)反復的な1時間ばく露、週2回、3か月間、(2)急性的な1.5時間ばく露。適切な対照群を用いた。頭蓋の薄筋におけるエネルギー代謝産物(アデノシン三リン酸-ATP、クレアチンリン酸、クレアチン、乳酸、ピルビン酸および無機リン酸)を、酵素的および分光学的方法で測定した。これらエネルギー代謝産物の濃度に基づいて、ATP加水分解とクレアチン電荷の見かけ上のギブス自由エネルギーを計算した。その結果、ラットの骨格筋における重要なエネルギー代謝産物のレベルに対して、実験に用いた低周波磁界は影響しないことが示された、と報告している。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | repeated 1 h exposure, twice a week for 3 months |
ばく露の発生源/構造 | |
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ばく露装置の詳細 | Animals were exposed inside the solenoid. Control group was kept under the same conditions but without any exposure to magnetic field. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 10 mT | unspecified | 指定なし | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 1.5 h |
ばく露の発生源/構造 | |
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ばく露装置の詳細 | Animals were exposed inside the solenoid. Control group was kept under the same conditions but without any exposure to magnetic field. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 10 mT | unspecified | 指定なし | - | - |
データは、ラットの骨格筋における重要なエネルギー代謝産物のレベルに対するこの低周波磁界の影響力はないことを示した。所与のパラメータの正弦波磁界へのラットの反復ばく露も急性ばく露も、骨格筋のエネルギー状態に何ら重要な影響力を及ぼさない、と結論付けられた。
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