超広帯域(UWB)パルスに全身ばく露した動物における生物学的影響を報告した文献をレビューした。発表された研究の実験条件と結果は、ばく露タイプ(自由場、平行平板伝送線、ギガ帯TEMセル)によって分類した。種々の実験動物、主にゲッ歯類、を用いて、循環系、神経系、奇形、腫瘍発生、遺伝毒性が研究されている。研究によって異なるが、パルスのピーク電界強度は10～250kVm-1、パルス持続時間は0.8～8ns、立ち上がり時間は140～340psであった。大半の研究で、ばく露動物と非ばく露動物の間には小さな違い、時には見せかけの違い、しか見られなかった。今回レビューした研究では、一酸化窒素合成酵素の阻害剤との相互作用および長期的血圧に対する影響は統計的に有意であった。
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