[静磁界ばく露は種々の微生物の生育能力に影響しない] med./bio.

Static magnetic field exposure fails to affect the viability of different bacteria strains

掲載誌: Bioelectromagnetics 2010; 31 (3): 220-225

この研究は、種々の微生物に対する静磁界の影響を調べた。静磁界ばく露はフェライト磁石とNdFeB N50磁石で作成した50mm×70mm×25mmの空間に対象の微生物を入れたペトリ皿を適宜、配置し、159.2±13.4 mTの一様磁界ばく露の他、ばく露空間の側方の磁界勾配を利用して、ピーク-ピーク値と横方向磁界勾配がそれぞれ(i)476.7±0.1mT;47.7 T/m(ii)12.0±0.1mT;1.2 T/m(iii)2.8±0.1mT;0.3 T/mの3通りの非一様磁界ばく露を行った。ばく露時間はそれぞれ10分、30分、50分、1440分。その結果、最も長いばく露でも微生物の増殖に対する静磁界の影響は見られなかったと報告している。実験対象とした微生物は、サッカロマイセス・セレヴィシエ(出芽酵母)、バシラス・サーキュランス、大腸菌、ミクロコッカス・ルテウス、シュードモナス・フルオレッセンス、サルモネラ・エンテリティディス、セラチア・マルセッセンス、黄色ブドウ球菌であった。

ばく露

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