[ブイヨン培地中の黄色ブドウ球菌で調べた低周波電界及び電磁界による抗生物質の活性増強] med./bio.

Augmentation of antibiotic activity by low-frequency electric and electromagnetic fields examining Staphylococcus aureus in broth media.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2011; 32 (5): 367-377

【背景】生体材料に関連した細菌感染症に対する抗生物質高用量投与による全身療法は確立された治療法である。目的 :インビトロ研究により、ゲンタマイシンを基本とした抗生物質治療に対する磁界電界電磁界の影響を明らかにすること。これらの界は、骨折治癒に対する処置および偽関節感染における骨炎の減少に効を奏したという報告がある。【方法】ゲンタマイシンを加えた(予備実験により0.25MICを選択)ミューラーヒントンブイヨン培地(MHB)およびミューラーヒントン寒天培地(MHA)で培養した黄色ブドウ球菌について4つの実験条件を設定した:(1)低周波磁界MF):20 Hz、5 mT;(2)低周波磁界および電界の組み合わせ(MF+EF):20 Hz、5 mT、470 mV/cm;(3)交流正弦波電界(EF AC):20 Hz、470 mV/cm;(4)直流電界(EF DC):588 mV/cm。【結果】MHAでは、実験群と対照群ゲンタマイシンのみ)に有意な差異は検出されなかった。MHBでは、4つの実験条件のそれぞれにおいて、ゲンタマイシンが与えられた状況でプランクトン様に増殖をした黄色ブドウ球菌増殖が有意に低下し、24時間の培養後の低下率は対照群ゲンタマイシンのみ)に比べ32%から91%であった。最も大きな低下率は直流電界ばく露に見られ、コロニー形成単位は91%以上低下した。【結論】インプラントや骨の感染症の分野における電磁界の応用は、抗生物質治療および抗菌化学療法において新しい展望を示すかもしれない。

ばく露

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