[鉄誘導性フェリチンレベルおよび静磁界に関連したパセリの細胞の抗酸化能力] med./bio.

Antioxidant capacity of parsley cells (Petroselinum crispum L.) in relation to iron-induced ferritin levels and static magnetic field

掲載誌: Electromagn Biol Med 2013; 32 (4): 430-441

本研究は、鉄イオン静磁界に対するパセリの細胞の酸化反応を評価した細胞実験である。パセリの細胞を21ppmの鉄および30mTの静磁界ばく露し、6および12時間後にカタラーゼ(CAT)およびアスコルビン酸ペルオキシダーゼ(APX)の活性、ならびにマロンジアルデヒドMDA)、鉄およびフェリチンの含有量を測定した。その結果、静磁界ばく露によりカタラーゼ活性が増加した;鉄と静磁界の組み合わせばく露、ならびに鉄処理のみの場合はCAT活性が低下した;鉄処理と静磁界の組み合わせばく露では細胞の鉄含有量が低下した;いずれの場合もAPX活性が低下したが、静磁界と鉄の組合せではアスコルビン酸の総含有量は増加した、と報告している。

ばく露