[著者回答:『聴神経鞘腫の場合:携帯電話使用と脳の悪性新生物及びその他のがんのリスクへのコメント』に対して] comment

Authors' response to: The case of acoustic neuroma: comment on mobile phone use and risk of brain neoplasms and other cancers.

掲載誌: Int J Epidemiol 2014; 43 (1): 275

この著者回答は、著者の論文「携帯電話使用と脳の悪性新生物およびその他のがんリスク前向き研究」(Int J Epidemiol 2013;42:792-802)に関するde Vochtのコメントに対するものである。コメントの対象となった論文では、がんのフォローアップは2009年までであったが、それ以降、2011年までフォローアップしたとして、新しく再分析した結果を示している(訳者調べ:フォローアップ期間延長による症例数の増加は、脳腫瘍全症例(1261→1721)、神経膠腫(571→875)、髄膜腫(251→397)、聴神経膠腫(96→126)である)。その結果、携帯電話の長期使用と聴神経膠腫リスク有意な関係は見られなくなった;非使用者群に対する10年以上の使用者群の相対リスクは1.17(95%信頼区間:0.60-2.27:症例数14 vs 43 に基づく);使用期間による傾向性も有意でなくなった、と報告している。さらに、この研究と同様、携帯電話使用に関する前向きの情報取得を行っている唯一の他の研究(デンマークのコホート研究)とこの新しい結果を統合した聴神経鞘種の相対リスクは、0.97(95%信頼区間:0.65-1.46)であると報告し、ちなみに、de Vochtが示した表中の95%信頼区間は公表論文のものと異なっていることを指摘している。今後も、コホートのフォローアップを継続し、情報を更新する予定とのことである。

ばく露

コメントがつけられた論文