[回答:『高圧電力線の近くでの小児白血病‐Geocap研究、2002-2007』へのコメント‐オッズ比と信頼区間] comment

Reply: Comment on 'Childhood leukaemia close to high-voltage power lines--the Geocap study, 2002-2007'--odds ratio and confidence interval

掲載誌: Br J Cancer 2013; 109 (5): 1385

この回答は、Sermage-Faureらの論文「高圧電力線の近くでの小児白血病‐Geocap研究、2002-2007」(Br J Cancer 108: 1899-1906: 2013)に対するMagana Torresらのコメントに回答したもので、この回答者は原論文の共著者のひとりである。Magana Torresらが、原論文の結論が「混乱を生む強い潜在力」をもつとの懸念を表明したことに対し、「我々は、読者が我々の結果を理解し、正しい統計的推定が行えるようにするため、主な情報を全て提供している。そして、主な結果の数値について、例えば、オッズ比の1.7 (0.9-3.6) と1.9 (0.9-4.0) はほぼ同じであった、有意水準0.05の両側検定において2.6 (1.0-7.0)は有意であった、などと基本的にコメントしたのである。研究の検出力、検証の数、論文の重みがどのようなものであろうとも、信頼区間は、オッズ比の精度を定量化するために与えられるものであり、Magana Torresらは、信頼区間を判定ルールに用いることを過大に評価していると思う」と反論した。結果を全体的に見渡して下した原論文の結論はバランスのとれたものと考える、と述べている。

ばく露

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