[パルス磁界は骨形成の促進により後肢懸垂ラットの骨質量、微細構造、強度を部分的に保持する] med./bio.

Pulsed electromagnetic fields partially preserve bone mass, microarchitecture, and strength by promoting bone formation in hindlimb-suspended rats

掲載誌: J Bone Miner Res 2014; 29 (10): 2250-2261

この研究は、後肢懸垂(HU)させたラットの骨減少症/骨粗鬆症に対するパルス磁界PEMF)の治療効果およびそのメカニズムを調べた。33月齢雄SDラットを同数の対照群、HU群、HU+PEMF群に分け、4週間実験した。実験期間中、HU+PEMF群は1日2時間のPEMF(15 Hz, 2.4 mT)ばく露を受けた。その結果、PEMFばく露により、骨梁および皮質の骨微細構造の劣化が改善した;3点曲げ試験により、HU誘導性の大腿骨の機械的特性低下をPEMFが打ち消したことが示された;PEMFばく露群では血清骨形成マーカの上昇などが見られた、と報告し、PEMFの効果のメカニズムを論じている。

ばく露

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