[K562細胞に対する静磁界およびシスプラチンの抑制作用はP糖タンパク質減少と関連する] med./bio.

Decreased P-glycoprotein is associated with the inhibitory effects of static magnetic fields and cisplatin on K562 cells

掲載誌: Bioelectromagnetics 2014; 35 (6): 437-443

この研究は、中程度の強度の静磁界SMF)およびシスプラチン(DDP)がK562細胞に与える殺傷効果を調べた。細胞へのDDP添加あり、なしの条件で、それぞれ一様なSMF(8.8 mT)への8時間のばく露を実施した。その結果、SMF+DDP群では、細胞の代謝活動の抑制が有意であった;SMFまたはDDP単独群ではいずれも、細胞の代謝活動への影響は見られなかった;SMF+DDP群では、細胞外DDP量が有意に減少した;SMF+DDP群ではDDP単独群に比べ、P糖タンパク質発現が低下した、と報告している。

ばく露