[産業起因性汚染物質によって誘発される肺線維症発症に及ぼす磁界の影響] med./bio.

Effects of magnetic field exposure on the development of lung fibrosis elicited by industrial pollutants

掲載誌: Toxicol Lett 1996; 88 (1-3): 305-311

<目的>磁界と肺毒(lung toxins)曝露による肺組織の変化を検討する。 <方法>雄のラットに3mg/0.7mlのQuarts dust、 TiO2、および生食を気管支内投与した。4ug/0.7mlのカドミウムを週一回気管支内投与した。50Hz、10mTの正弦波磁界を一日一時間、週5日、4か月曝露した。肺摘出後5mlの生食で気管支内洗浄し気管支肺胞洗浄液を25mlに調整した。遠心後、溶液および細胞内総蛋白、beta-glucuronidase,Nacetyl-beta-glucosaminidase,カテプシン、LDHを測定した。肺コラーゲン合成能を測定した。 <結果および結論>Quarts dust投与、4か月磁界曝露群でコラーゲン合成の低下が認められた。さらにⅡ型肺胞上皮肥大過形成を伴う肺胞炎が見られた。

ばく露