研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[紅色白癬菌増殖に対するナノアンペアからマイクロアンペアまでの交流電流刺激の影響研究] med./bio.

Investigating Effects of Nano- to Micro-Ampere Alternating Current Stimulation on Trichophyton rubrum Growth

掲載誌: Ann Dermatol 2016; 28 (5): 575-578

この研究は、紅色白癬菌を標準的に植え付けた培養皿(n=12)を4群に分け、3つの実験群には室温中でそれぞれ500nA、2µA、4µAの交流を30分間印加し、残りの1つを無処置対照群とした。電流印加はスチール製微小電極培養寒天の両側に差し入れて行った。通電処置後、144時間まで25℃で培養コロニーの出現を観察した。その結果、培養48時間で、500nA群および2µA群では菌のコロニーが出現し、500nA群の方がその密度が高かった;4µA群では培養96時間においてコロニーはほとんど肉眼観察されなかった;対照群では、培養144時間でコロニーが肉眼観察され始めた、と報告している。

ばく露