[ラットの出生後の発達および行動に対するWI-FI信号(2.45 GHz)への出生前ばく露の影響:母獣の拘束の影響力] med./bio.

Effects of prenatal exposure to WIFI signal (2.45GHz) on postnatal development and behavior in rat: Influence of maternal restraint.

掲載誌: Behav Brain Res 2017; 326: 291-302

この研究は、ラット出生後の発達および行動に対する、母獣の拘束ストレスと2.45 GHzのWi-Fi信号ばく露の複合的な影響力の潜在的可能性を調べた。妊娠したWistarアルビノラット24匹を、対照群、Wi-Fiばく露群、拘束群、Wi-Fiばく露拘束群に無作為に分けた。Wi-Fiばく露および拘束は、妊娠から出産まで各2時間/日実施した。仔ラットの身体的発達および神経運動の成熟について評価した。また、高架十字迷路試験、オープンフィールド活動性試験および固定梁試験を、それぞれ生後28、30および31日目に実施した。行動学的試験の後、ラットを麻酔下で脳を摘出し、生化学的分析を実施した。その結果、全ての群で、妊娠進行および出産のアウトカムへの悪影響は認められなかった。Wi-Fiおよび拘束は、単独でも組合せでも、仔の身体的発達を変化させ、これには僅かな性差が認められた。妊娠中のWi-Fiばく露および拘束は、特に両者の組合せで、雄の仔ラット神経運動の成熟に影響した。成獣期では、Wi-Fiばく露拘束群の雄、ならびに3つの処理群の雌において、不安、運動不足および探索行動の減少が認められた。生化学的調査では、3つの処理群の全てにおいて、雌雄いずれの脳でも総酸化ストレスを生じた。血清生化学については、リンマグネシウムグルコーストリグリセリドおよびカルシウムのレベルが乱された。著者らは、妊娠中の母獣のWi-Fiばく露および拘束は、単独でも組合せでも、仔の成熟前および成熟期における複数の行動学的および生化学的障害を惹起する、と結論付けている。

ばく露