研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[電磁界および一酸化窒素で処理したラットの骨髄間葉系幹細胞における安定的な形態学-生理学的な変化および神経タンパク質発現の変化] med./bio.

Stable morphological-physiological and neural protein expression changes in rat bone marrow mesenchymal stem cells treated with electromagnetic field and nitric oxide.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2017; 38 (8): 592-601

電磁界は外的な物理的因子の一つとして、細胞内シグナル伝達カスケードにおける二次的なメッセンジャー分子として作用することで、細胞プロセスおよび一酸化窒素NO)に影響力を及ぼすかも知れない。ラット骨髄間葉幹細胞(BMSC)におけるこれらの因子の影響を、生育力、形態、カルシウムイオン含量のばらつき、および神経タンパク質マーカーの発現について同時に評価した。ラット骨髄からBMSCを単離し、培養した。ドナー分子としてDeta-NOを細胞培地に添加した。これらの細胞レチノール酸(RA、細胞分化誘導する分子)および磁界(50 Hz、20 mT)にもばく露した。磁界の存在下での高濃度のNOでは、細胞の生育力の低下、および細胞の形態の変化が認められた。磁界カルシウムイオン細胞への流入を増加させた。磁界およびNOの存在下では、細胞死および形態変化に対するRAの影響も強められた。低濃度のNOでは、BMSCは増殖状態を維持し、幹細胞として残り続けた。著者らは、細胞の生育力の低下、ならびに細胞の神経突起の数および長さ、Map2マーカーを発現している細胞の割合の上昇は、高濃度のNOおよび磁界での処理による神経細胞分化進行の指標となり得る、と結論付けている。

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ばく露

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