[性成熟期のマウスの情動行動および空間記憶に対する1.8 GHz無線周波電磁界の影響] med./bio.

Effects of 1.8 GHz Radiofrequency Fields on the Emotional Behavior and Spatial Memory of Adolescent Mice

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2017; 14 (11): E1344

この研究は、性成熟期の雄マウスの情動行動および空間記憶に対する、1.8 GHzの無線周波RF電磁界への4週間のばく露の影響を調べた。不安行動をオープンフィールド試験および高架十時迷路試験で、抑うつ行動をショ糖選択試験、尾懸垂試験、強制水泳試験で評価した。空間学習および記憶能力をモリス水迷路試験で評価した。アミノ酸神経伝達物質のレベルを液体クロマトグラフィー質量分析法で判定した。脳の組織学ヘマトキシリンエオシン染色で調べた。その結果、抑うつ行動、空間記憶能力および脳の組織学には、RFばく露後に明白な変化は見られなかった。但し、RFばく露後、不安行動は増加し、大脳皮質および海馬でのγ-アミノ酪酸(GABA)およびアスパラギン酸のレベルは有意に減少した、と著者らは報告している。

ばく露

研究助成