研究のタイプ: 疫学研究

[3つの出生コホートにおける妊娠中の母親の携帯電話使用と子どもの5歳の時点での認知] epidem.

Maternal cell phone use during pregnancy and child cognition at age 5 years in 3 birth cohorts.

掲載誌: Environ Int 2018; 120: 155-162

この研究は、3つのコホート(オランダの「国家出生コホート」(DNBC、n = 1209)、スペインの「環境と子どもプロジェクト」(INMA、n = 1383)、韓国の「母子環境衛生研究」(MOCEH、n = 497))からのデータに基づき、妊娠中の母親の携帯電話使用と5歳時の認知課題遂行能力との関連を調べた。出産前の母親の携帯電話使用の頻度との比較で、子どもの一般的な認知、言語認知、非言語認知のスコアの平均差(MD)及び95%信頼区間(CI)を、線形回帰を用いて計算した(複数の潜在的交絡因子について調整)。各コホートについてモデルを個別に計算し、メタ分析プールしたデータを用いた。その結果、出産前の母親の携帯電話の使用頻度と子どもの認知スコアとの関連は認められなかった。母親の使用頻度が最も高いカテゴリーで、スコアが低下する傾向が認められた(低頻度使用の母親と比較して、非使用の母親では、子どもの一般的な認知スコアのMD = 0.78(95% CI = -0.76~2.33)、中頻度使用の母親では0.11(-0.81~1.03)、高頻度の母親では-0.41(-1.54~0.73))。いずれの認知についてもこのパターンが認められたが、結果は全体として不正確であった、と著者らは報告している。

ばく露

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