[フラボバクテリウムsp. m1-14の形態及び成長代謝に対する静磁界の影響] med./bio.

Effect of static magnetic field on morphology and growth metabolism of Flavobacterium sp. m1-14

掲載誌: Bioprocess Biosyst Eng 2019; 42 (12): 1923-1933

この研究は、フラボバクテリウムsp. m1-14の成長及びビタミンK2生合成に対する、中程度の強度(0、50、100、150、190 mT)の静磁界ばく露(0、24、48、72、120時間)の影響を調べた。その結果、静磁界の強度及びばく露時間を最適化すると、対照群と比較してバイオマス及びビタミンK2の生合成が有意に増加した;ビタミンK2濃度及びバイオマスの最大値は、100 mTで48時間のばく露で得られ、対照群と比較してそれぞれ71.3%及び86.8%増加した;静磁界ばく露後、細胞生存率及び形態の有意な変化が認められた;また、アデノシン三リン酸ATP)及びグルコース-6リン酸デヒドロゲナーゼ(G6PDH)の代謝は、100 mTばく露後により活発であった;この変化は、細胞のエネルギー代謝及び発酵挙動に影響し、これによってバイオマス及びビタミンK2生合成の変化を部分的に説明できるかも知れない、と著者らは報告している。

ばく露