[ラットの肝臓に対する出生前の1800 MHz電磁界の影響] temp.

Prenatal Effects of a 1,800-MHz Electromagnetic Field on Rat Livers.

掲載誌: Cells Tissues Organs 2019: 1-9 [in press]

この研究は、子宮胎盤期の異なるインターバルでの1800 MHz電磁界ばく露が、出生後のラット肝臓に及ぼす生化学的及び組織学的影響を調べた。3群のラットを1800 MHz電磁界に6、12または24時間/日、20日間ばく露した。全てのラットを麻酔し、生後60日目に肝臓を摘出し、血液を採取して組織学的及び生化学的分析を実施した。その結果、ばく露群では非ばく露群と比較して、マロンジアルデヒドのレベルが有意に高かった(p < 0.05)。対照的に、ばく露群では対照群と比較して、肝組織グルタチオンのレベルが低く(p < 0.05)、血清Ca2+、アラニントランスアミナーゼアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼのレベルが高かった(p < 0.05)。ばく露群では対照群と比較して、肝組織の総酸化状態レベルは増大し(p < 0.05)、肝組織の総抗酸化状態レベルは低下した(p < 0.05)。更に、ばく露群では門脈ならびに洞様毛細血管の周囲における広範な空胞化及び肝細胞の変性が明白であった。影響を受けた肝細胞は多角形の核及び好酸球染色を与える液胞細胞質を有していた。細胞膜の完全性の喪失及び陥入、ならびに核濃縮が顕著であった。この結果は、1800 MHz電磁界ばく露によるラット子宮内で肝臓損傷は成熟期まで持続することを示している、と著者らは結論付けている。

ばく露