[パルス電磁界による骨形成タンパク2-4のmRNA発現への刺激効果] med. app.

Pulsating electromagnetic field stimulates mRNA expression of bone morphogenetic protein-2 and -4

掲載誌: J Dent Res 1994; 73 (10): 1601-1605

<目的>これまで電磁界骨形成促進するという報告がある。今回、パルス電磁界がニワトリ胎児のBMP mRNAの発現に影響するか否かを検討した。 <方法>3.5mTの磁界および9mV/mの電界にニワトリ卵、胎児0から15、17および19日まで曝露した。その後、Calvariaを取り出し、RNAを抽出し、BMP-2、BMP-4、ALPase、Beta-action、DNAをプローブとしてノーザンハイブリダイゼーションを行った。 <結果>コントロールでも19日胎児において15日胎児と比較してBMP-2とBMP-4のmRNA発現は増強している。電磁界に曝露した群ではコントロールと比べて15日で強いBMP-2とBMP-4のmRNA発現があった。Beta-actionやALPaseのmRNAの発現は変化していない。ここで見られたBMPmRNAの発現増強は極めて僅かで、しかも安定性に乏しい。このため、Slot blot解析をして確認の実験を行った。やはり、コントロールに比べ、電磁界曝露群で胎児15、17日で有意にBMP-2とBMP-4のmRNAの発現増強があった。

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