研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[電力周波数磁界は細胞分化とトランスフォーミング増殖因子-β1発現の増加を同時に促進する] med./bio.

Power frequency fields promote cell differentiation coincident with an increase in transforming growth factor-beta(1) expression

掲載誌: Bioelectromagnetics 1999; 20 (7): 453-458

<目的>磁界ばく露による細胞分化への影響を検討した。 <方法>Sprague-DawleyラットにDBM(脱石灰化した骨基質)を移植し、60Hz(0.01mTから0.1mT)の磁界ばく露し、発達した骨片を取り出し分析した。細胞外マトリックスタンパクであるPGとコラーゲン(Ⅱ型)を指標として、mRNAのレベルと免疫染色により、軟骨形成度を調べた。またTGFβ1の生成についても同様に調べた。 <結果>細胞増殖カルシウム量に変化は見られなかった。軟骨形成磁束密度依存的に増加し、0.07mTと0.1mTで有意に増加した。軟骨形成は1日当たり7~9時間ばく露した場合が最も増加し、それ以上やそれ以下では増加は観察されなかった。0.1mT、1日7時間ばく露によって、PGとコラーゲン(Ⅱ型)および、TGFβ1の増加が示された。

研究目的(acc. to editor)

このイン・ビボでの研究は、電力周波数と同様の低周波電磁界ラットの骨組織細胞の分化に及ぼす影響を調査するために実施した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: 7-11 h/day for 8 days

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 7-11 h/day for 8 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 16 coils arranged in 2 sets as 4-coil Merrit configuration
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
電界強度 30 V/m - 推定値 - induced field at 0.1mT 60Hz
磁束密度 0.01 mT minimum 測定値 - -
磁束密度 0.1 mT maximum 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

低周波電磁界ばく露は偽ばく露と比較して、細胞数またはカルシウム含有量に有意な変化を生じなかった。
0.07及び0.1mTばく露軟骨形成有意な増加が認められ、細胞基質タンパク質、プロテオグリカン及びII型コラーゲンについてのmRNAの発現の増加によって確認された。加えて、トランスフォーミング増殖因子TGF)-β1 mRNA及びタンパク質発現が統計的に有意に増加した。

研究の種別:

研究助成

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