[電磁高周波に関連する頭痛の謎:非心因性痛覚誘発プロセスを支持する仮説] tech./dosim.

The enigma of headaches associated with electromagnetic hyperfrequencies: Hypotheses supporting non-psychogenic algogenic processes.

掲載誌: Electromagn Biol Med 2020; 39 (3): 196-205

電磁過敏症(EHS)は多くの研究で報告されているが、高周波に関する疼痛をノセボ効果と関連付ける著者もいれば、生物学的影響を示唆する著者もいる。この研究は、高周波暴露に関連する頭痛の複雑なメカニズムについての仮説を示唆することを目的とした。頭痛の基本的特徴を、痛みの発生につながり得る高周波の影響(神経膠代謝異常神経炎症脳血流の変化、血液脳関門の機能不全、興奮性亢進の電気生理学的証拠)を強調した関連研究(2000-2018年)と組合せた。擬似ばく露(イン・ビボ研究)および4 W/kg未満の比吸収率SAR)を用いた研究を優先した。その結果、高周波による頭痛は(神経原性、磁気原性または熱原性の)間接的な炎症プロセス、ならびに(熱原性または磁気原性の)直接的な生物物理学的作用が関与しているかも知れないことが示された。この研究の著者らは、炎症プロセスを、非熱的照射または高周波加熱によって生じる髄膜機能不全または一次神経膠機能障害と結びつけた。後者の場合、高周波による興奮毒性および酸化ストレスが重要な役割を担っている可能性が高い、としている。また、EHS自訴者の80%で異常酸化ストレスの素因が認められた、と報告している。

ばく露