研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[前庭に特異的な高い超低周波磁気刺激に対するヒトの姿勢応答] med./bio.

Human Postural Responses to High Vestibular Specific Extremely Low-Frequency Magnetic Stimulations

掲載誌: IEEE Access 2020; 8: 165387-165395

国際機関は、超低周波(ELF)磁界からの労働者および一般公衆の防護のための基準およびガイドラインの更なる確立のためには、知識が欠如していることを認識している。これに関連して、この論文の著者らは、ヒトでの潜在的悪影響のバイオマーカーとして姿勢制御を検討することを提案している。前庭系は、姿勢制御におけるその重要な役割と特異的な神経生理学的特徴から、ELF磁界の標的候補として挙げられているが、前庭へのELF磁界ばく露が姿勢制御を変化させるかどうかについては結論が得られていない。このため、この研究は、外側前庭に特異的なELF磁界刺激が実際の姿勢に及ぼすインパクトを調べた。健康な参加者38人の姿勢制御を、外側前庭に特異的なELF磁界刺激(20-160 Hz、最大で142 T/sおよび同じ周波数の前庭電気刺激)について分析した。空間的方向付けおよび移動変数の量を用いて姿勢の変化を調べた。その結果、周波数条件に関わらず、ELF磁界および交流刺激ばく露には有意な影響は認められなかった、と著者らは報告している。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 20–160 Hz
ばく露2: 20–160 Hz

ばく露1

主たる特性
周波数 20–160 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 100 mT effective value - - -
磁束密度 141.42 mT peak - - -

ばく露2

主たる特性
周波数 20–160 Hz
タイプ
  • electric current
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • electrode
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
参照 - peak - - -

Reference articles

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露中

研究助成

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