[雄のWistarラットの脳組織における2600 MHz無線周波放射の影響ならびにメラトニンの神経防護効果] med./bio.

Effects of 2600 MHz Radiofrequency Radiation in Brain Tissue of Male Wistar Rats and Neuroprotective Effects of Melatonin

掲載誌: Bioelectromagnetics 2021; 42 (2): 159-172

この研究は、雄ラットの脳組織生化学および組織学に対する2600 MHzの無線周波RF放射およびメラトニンの影響を調べた。36匹を無作為に6群(ケージ対照群、擬似ばく露群、RFばく露群、メラトニン投与群、メラトニン擬似投与群、RFばく露メラトニン投与群)に割り付けた。RFばく露群は2600 MHzのRFに30分間/日、5日間/週、30日間ばく露した。メラトニン投与群はメラトニンを皮下注射で7日間/週、10 mg/kg/日、30日間投与した。脳の灰白質での比吸収率SAR)は、1 gおよび10 gあたり平均でそれぞれ0.44および0.295 W/kgと計算された。その結果、RFばく露グルタチオンGSH)、グルタチオンペルオキシダーゼGSH-Px)、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)のレベルを低下させ、ミエロペルオキシダーゼ(MPO)、マロンジアルデヒドMDA)、窒素酸化物(NOx)レベルを有意に(P < 0.005)上昇させた。また、RFばく露は脳組織における構造的変形およびアポトーシスの増加につながった。外因性の高用量のメラトニンはこれらのRFばく露の悪影響を低下させることができた、と著者らは報告している。

ばく露