[雄性の生殖能力および妊娠および出生アウトカムに対する高周波(RF)電磁界ばく露の影響:イン・ビトロでばく露したヒト以外の哺乳類およびヒトの精子での実験研究の系統的レビューのためのプロトコル] basics

Effects of Radiofrequency Electromagnetic Field (RF-EMF) exposure on male fertility and pregnancy and birth outcomes: Protocols for a systematic review of experimental studies in non-human mammals and in human sperm exposed in vitro.

掲載誌: Environ Int 2021; 157: 106806

環境レベルの高周波RF電磁界が雄性の生殖系や胚発生に悪影響を生じると報告されているが、1970年代以降に実施された多くの実験には、検査のアプローチやばく露条件がまちまちで、結果に一貫性がなく、ドシメトリ上の間違いがあり、RF電磁界ばく露とそのような影響との関連の確実な評価ができないことから、入手可能なデータの評価のため、より系統的で方法論的に強固なアプローチが是認される。この研究は、雄性の生殖能力および妊娠結果に対するRF電磁界ばく露の影響を、国際的なガイドラインに準拠して実施された実験研究の系統的レビューによって評価することを目的としている。以下の3つの流れに沿って証拠をまとめる:1) 哺乳類の実験動物の雄性の生殖系に対するRF電磁界のインパクトを評価する研究;2) イン・ビトロでばく露したヒトの精子に対するRF電磁界のインパクトを評価する研究;3) 子宮内でばく露した哺乳類の実験動物での妊娠、出生への負の結果、ならびに遅発的影響に対するRF電磁界のインパクトを評価する研究。レビュー対象には、100 kHz-300 GHzの周波数範囲のRF電磁界への制御されたばく露による、選択されたアウトカムへの影響についてのオリジナルの結果を報告する査読付き論文が含まれ、言語や出版年の制約はない。包含される研究は、PubMed、ScopusおよびEMF-Portalデータベースに適用される調整された検索文字列により、また、包含される論文および既刊のレビューの参考文献リストの手作業での検索により取得する。米国国家毒性プログラム(NTP)の健康評価解釈局(OHAT)が開発した「バイアスリスク格付けツール」を適用して、研究の内部妥当性を評価する。十分に釣り合いの取れたデータが得られれば、メタ分析を実施する。そうでない場合、ナラティブな統合を行う。最後に、雄性の生殖能力ならびに妊娠および出産アウトカムに対するRF電磁界ばく露の影響の確かさを、GRADEアプローチ[医療におけるエビデンスの質と推奨の強さをグレーディングする手法]に従って確立する。

ばく露