[紫外線とWi-Fi放射に複合ばく露した三次元で再構築したヒト皮膚における炎症の評価] med./bio.

Assessment of Inflammation in 3D Reconstructed Human Skin Exposed to Combined Exposure to Ultraviolet and Wi-Fi Radiation

掲載誌: Int J Mol Sci 2023; 24 (3): 2853

この研究は、2422 MHzのWi-Fi高周波RF)と紫外線UV放射への異なる順序の複合ばく露が、皮膚炎症プロセスに何らかの影響を及ぼすかどうかを調べた。3Dヒト皮膚モデルでのサイトカインインターロイキンIL)-1α、IL-6、IL-8)およびマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)-1酵素分泌による炎症プロセスをイン・ビトロで調べた。最初の実験では、UVばく露の直後にWi-Fiばく露を行ったところ、Wi-Fiばく露は先行するUVばく露によるサイトカイン濃度を僅かに増加させたが、有意ではなかった。第二の実験では、Wi-Fiばく露後にUVばく露を行い、適応応答が生じるかどうかを調べたところ、そのような現象は認められなかった、と著者らは報告している。

ばく露