研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[2450 MHzのマイクロ波へのばく露間のラットの血液脳関門透過性の測定] med./bio.

Measurement of blood-brain barrier permeation in rats during exposure to 2450-MHz microwaves

掲載誌: Bioelectromagnetics 1982; 3 (3): 371-383

この研究は、ペントバルビタール麻酔し、[14C]スクロースと[3H]インスリンの混合物を静脈注射した成獣ラットに30分間の環境温度ばく露または2450MHzCWマイクロ波ばく露を実施し、ばく露後に血液脳関門透過性の変化を検査した。環境温度は22、30、40℃、マイクロ波は周囲環境温度22℃において、電力密度0,10,20,30mW / cm 2でばく露した。ばく露終了後に脳を灌流し、8つの領域に切り分け、それぞれの領域の放射能を計数した。データ分析は2通り。第1は、8つの領域および2つの放射性トレーサについて合計16通りの分析を行い、Bonferroniの不等式を適用した(分析の数が多いことが原因で生じる偽陽性を回避するため)。この保存的試験により、マイクロ波に曝露されたラットの脳領域のいずれかのトレーサーについて、透過の統計的に有意な増加は見られなかった。第2のプロファイル分析は、すべての脳領域にわたるトレーサー摂取の一般的な変化のために用いられた。この統計的方法を使用して、浸透有意な増加がスクロースについて見出されたが、イヌリンについては見出されなかった。体温の変化に関連する脳の透過の増加を補正するために、暖気の実験から補正係数を導き出した。この補正係数照射動物のデータに適用した。しかし、マイクロ波放射の熱影響についてデータを補正した後も、透過性の有意な増加は見られなかった、と報告している。

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研究目的(acc. to editor)

Examination of microwave effect on permeability of rat blood-brain barrier to sucrose and inulin in comparison to effect by temperature increase.

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 2.45 GHz
Modulation type: CW
ばく露時間: continuous for 30 min

ばく露1

主たる特性
周波数 2.45 GHz
タイプ
  • electromagnetic field
特性
  • far field
ばく露時間 continuous for 30 min
Modulation
Modulation type CW
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 long axis of the rat's body parallel to the eletric field
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
電力密度 100 W/m² unspecified 指定なし - corresponding estimated SAR: 2 W/kg
電力密度 200 W/m² unspecified 指定なし - corresponding estimated SAR: 4 W/kg
電力密度 300 W/m² unspecified 指定なし - corresponding estimated SAR: 6 W/kg

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

Exposure to 2450 MHz microwaves significantly increased the blood-brain barrier permeability to sucrose due to thermal effects.

研究の種別:

研究助成