研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[精巣がんと職場の電磁界(EMF):ドイツにおける人口ベース症例対照研究の結果] epidem.

Testicular cancer and electromagnetic fields (EMF) in the workplace: results of a population-based case-control study in Germany

掲載誌: Cancer Causes Control 2002; 13 (10): 895-902

この研究は、精巣がんと職場の電磁界EMF)との関連を、ドイツにおける人口ベース症例対照研究で調べた。:1995-19997年に発生した症例(n=269)を調査に取り込み、対照797人は、地域住民登録から、年齢と地域を症例にマッチさせ、無作為抽出した。標準化された面談において閉ざされた質問(closed question)を用いて、ばく露を5カテゴリーで評価した。その結果、以下のように、それぞれの機器周辺での就労経験者において症例の過剰リスクはなかった;レーダ装置(OR=1.0: 95%信頼区間(CI)=0.60-1.75)、高周波放射器(OR=0.9: 95% CI=0.60-1.24)、電気機器(OR=1.0: 95% CI=0.72-1.33)、高電圧線または高電圧送電設備(OR=0.7: 95% CI=0.38-1.18)、ビデオディスプレイ端末または複合的な電気環境(OR=0.9: 95% CI=0.67-1.21)、と報告している。

ばく露

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