概論 (周波数、波長、振幅)

電磁界は私達の環境中の至るところに存在しています。電磁界は、光と同じように、物理学においては電磁波に属しています。電磁波スペクトル中のさまざまな領域は、周波数と波長によって区別されています( 電磁スペクトルも参照して下さい)。

周波数 f
周波数は、1秒当たりの振動回数と定義され、ヘルツHz)の単位で表されます。1 Hz は、機械的振動(例えば、振動、音波、心拍など)または電磁波(例えば、光および電磁界)などで、1秒当たり丁度1回の振動があることに相当します(1 Hz = 1/s)。2 Hzは1秒当たり丁度2回の振動、3 Hzは1秒当たり丁度3回の振動などに相当します。周期は、完全な1振動に要する時間を示します(例えば、1 Hzでは1秒、2 Hzでは0.5秒というようになります。図をご覧下さい)。

波長λ
波長は、電磁波の1振動の長さと定義され(“周期”の長さとも呼ばれます)、メートル(m)の単位で表されます。周波数と波長は直接的に相互に関係します:周波数が高くなれば、波長は短くなります(図をご覧下さい)。

振幅
振動の“強さ”または“高さ”を振幅と呼びます(図をご覧下さい)。振動の種類にしたがって、さまざまな単位が用いられます。電磁界の領域では以下の単位があります: