[ラットの精巣機能に対する静磁界の半慢性ばく露の影響] med./bio.

Effects of Subchronic Exposure to Static Magnetic Field on Testicular Function in Rats

掲載誌: Arch Med Res 2006; 37 (8): 947-952

研究の目的は、ラットでの精巣機能、抗酸化物質とDNA酸化に対する静磁界SMF)の影響を調べることである。オスの成獣ラットをSMF(128 mT; 1時間/1日で30日)にばく露し、屠殺後、精巣上体精子数を数えた。血清中のテストステロン濃度と精巣を測定した。精巣中の酸化ストレスマーカーとしては、MDA, GPx, CAT とSODを使用した。8-オキソグアニンをHPLC-ECで測定した。 SMFへの半慢性ばく露は、精巣上体精子の数、精子の死亡数、精巣の重量には影響はなかったが、SMFは精巣中とプラズマ中、それぞれテストステロンレベルの低下を誘発した(1.48±0.56対4.66±0.51 ng/g、p<0.05; 0.97±0.16対1.64±0.18ng/ml、p<0.05)。ばく露されたラットは、精巣マロンジアルデヒド、metallothioneins、8-oxo-dG濃度の増加を示した。性腺では、SMFはCAT、GPxとミトコンドリアMn-SOD活性を減少させた。しかし、サイトゾル CuZn-SODに影響はなかった。 SMFへの半慢性的なばく露ラット精巣における精子形成に影響を与えなかった。反対に同じ処置で、テストステロンのレベルを減少させ、DNAの酸化誘発した。

ばく露

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