[ラットの結腸吻合の治療に対するパルス磁気刺激とグルタミンを併用した効果] med. app.

【目的】実験研究が、パルス電磁界（PEMF）刺激と結腸吻合に対するグルタミン投与とを併用した効果を調査するために計画された。【方法】4つのグループに分けられた、28匹のラットに左結腸の吻合が行われた；グループ１：標準切除吻合および口からのグルタミン投与（50mg/kg/日）；グループ２：標準切除吻合およびPEMF刺激および口からのグルタミン投与（50mg/kg/日）；グループ３：標準切除吻合およびPEMF刺激；グループ４：標準切除吻合。手術後7日目に、ラットは殺され、吻合の破裂圧力と組織ヒドロキシプロリン濃度が分析され比較された。【結果】グループ２の平均吻合破裂圧力は、グループ１と４よりかなり大きかった。他方、グループ１の平均吻合破裂圧力はグループ４よりかなり大きかった。コラーゲン沈着と線維芽細胞浸潤は、グループ３の7日目において他のグループに比べ著しく増大した。他方、グループ１と２は、グループ４よりもコラーゲン沈着と線維芽細胞浸潤の高い値を示した。【結論】破裂圧力、ヒドロキシプロリンおよび組織学的特徴(線維芽細胞浸潤とコラーゲン沈着)はPEMFグループにおいて改善された。PEMFとグルタミンを多量に含む栄養分は、ラットの結腸吻合の強度に大幅な進展をもたらす。