研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[職業および居住磁界ばく露と白血病と中枢神経系腫瘍] epidem.

Occupational and residential magnetic field exposure and leukemia and central nervous system tumors

掲載誌: Epidemiology 1997; 8 (4): 384-389

磁界ばく露がんの研究は、居住ならびに職業ばく露に焦点を当ててきた。両方のばく露をを考慮した症例-対照研究を計画した。スウェーデンで送電線から300m以内に住む母集団から白血病中枢神経系腫瘍の症例および対照を確認した。これまでに居住内ばく露のみを考慮した結果を報告してきた。ここでは、職業ばく露と両方を影響を評価する。送電線からの磁界を計算するで居住内ばく露を推定した。職業情報を入手し、磁界測定に基づく職業ばく露マトリックスに職業を関連付けた。0.2μT以上の職業ばく露では、白血病相対リスクを1.7(95%の信頼区間(CL)=1.1~2.7)と推定した。リスクの増加は急性骨髄白血病および慢性リンパ性白血病に限定された。0.2μT以上の居住ばく露では、白血病相対リスクは1.3と推定され(95%CL=0.8~2.2)、急性骨髄白血病および慢性骨髄白血病により、大きなリスクが推定された。我々は家庭および職場の両方で高ばく露被験者白血病相対リスクを3.7と推定した(95%CL=2.5~9.4)。これらの結果は磁界ばく露白血病との関連性を裏付けた。神経系腫瘍相対リスクは1に近い。

ばく露

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