[コレスポンデンス:子供及び若年者における携帯電話使用と脳腫瘍:マルチセンター症例対照研究について] comment

Re: Mobile phone use and brain tumors in children and adolescents: a multicenter case-control study

掲載誌: J Natl Cancer Inst 2012; 104 (8): 635-637

このコレスポンデンスは、CEFALOスタディと呼ばれる“子供及び若年者における携帯電話使用と脳腫瘍に関する疫学研究”の結果を報告した本誌掲載論文(Aydin 2011)で、論文著者が「携帯電話使用で見たばく露-反応関係はない」と結論したことに対し、携帯電話契約以降の年数が2.8年の群において約2倍のオッズ比を示しており、これは明確なばく露-反応関係ではないか、との指摘をはじめ、通信気業者からのデータ、非適格者、非参加者のデータに齟齬があるように見えること、この論文では小児で最も数が多い毛様細胞性星細胞腫を除外していること等を問題点として指摘している。また、携帯電話会社からの研究費助成が記されているが各著者の利益相反宣言書がないことを最後に指摘している。

ばく露

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