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Response: Re: Mobile Phone Use and Brain Tumors in Children and Adolescents: A Multicenter Case-Control Study

掲載誌: J Natl Cancer Inst 2012; 104 (8): 635-637

事実は、Mogan氏の主張とは反対で、毛様細胞性星細胞腫は我々の調査に含めており、そのことは「方法」で明確に記している。参加率に関しては、Morgan氏は非適格を非参加と取り違えている。また通信気業者からのデータの記述に問題はなく、脚注に十分な説明を提供している。携帯電話使用開始以降の年数に関する通信事業者の記録について統計学的に有意な量反応関係が見られたことについては論文でも包括的に討論している。規則的使用が約3年の群における約2倍のリスク上昇は、北欧諸国の脳腫瘍発症率のトレンドと一致していない。今回のMorgan氏らの主張もSoderqvist氏らのコメント(Environ Health. 2011;10(1):106)もこの不一致について納得のいく説明をしていない。潜伏期間を数年と仮定し、無線電話の急峻な使用増加を考慮すれば、現在入手できるデータから脳腫瘍の増加があるとすれば検出できるはずである。このような理由により、我々はコードレス電話使用に関する分析を最初の3年間使用に限定した。なぜならば、CEFALO研究の子供および若年者は携帯電話より前にコードレス電話を使用していたため、より長い潜伏期間または幼い年齢でのばく露の影響に取り組めるはずであった。しかし、だいぶ前のコードレス電話使用について想起してもらうのは多くの参加者にとって困難であり、十分な結果は得られなかった。利益相反宣言書は明記していることを強調したい。

ばく露

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