[パルス化磁界(1.5 mT、25Hz)への長期ばく露はゲノムDNAの自然劣化を増加させる] med./bio.

Long-term exposure to a pulsed magnetic field (1.5 mT, 25 Hz) increases genomic DNA spontaneous degradation

掲載誌: Electromagn Biol Med 2014; 33 (3): 228-235

この研究は、パルス磁界(1.5mT、25Hz)への長期ばく露(1日8時間、16日間)がインビトロでDNA分子損傷させることによる遺伝毒性をもつか否かを調べた。出芽酵母から抽出したイースト菌ゲノムDNAおよびDNA分子マーカHL-Iを所定の磁界ばく露した。その結果、イースト菌ゲノムDNAの全DNA量(損傷なしのDNAおよび損傷されたDNA)は磁界ばく露中に減少した;ばく露16日目で、DNA量は41±8.1%になった;損傷なしのDNA量は、無ばく露対照群で6.2±3.1%、ばく露群で0.3±0.1%になった;一方、DNA分子マーカHL-Iでは、ばく露による変化は観察されなかった、と報告している。

ばく露