研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[トルコ南部での出生時体重および早産に影響する要因の評価] epidem.

Evaluation of factors affecting birth weight and preterm birth in southern Turkey.

掲載誌: J Pak Med Assoc 2013; 63 (4): 459-462

この研究は、2009年5月から12月の間に、トルコのガジンテップ大学病院小児科外来を受診した500人の患者を対象にアンケート調査を実施し、出生時体重および早産と電磁界機器(テレビコンピュータ携帯電話など)の使用歴との関係を分析した。調査対象者は、妊娠歴、出産歴および電磁界機器使用に関するアンケート調査に回答した。SPSS13を統計分析に用いた。その結果、早産90人(19 %)、出生児低体重64人(12.9 %)が観察された;出生時体重は、母体年齢およびベースライン母体体重と正の相関があった;早産および2500g未満の出生時体重は、妊娠中の病歴がある母親でより多くみられた;テレビ視聴、携帯電話コンピュータの使用に関する母親の習慣は、出生時体重と関連しなかった;妊娠中の携帯電話またはコンピュータの使用はそれぞれ、37週間前の出産と有意に関連した;同様に、妊娠中の携帯電話またはコンピュータの使用はそれぞれ、妊娠期間の短縮と有意に関連した、と報告している。

研究の目的(著者による)

出生児体重及び早産に影響する因子を同定し、TVコンピュータ携帯電話等の電磁装置との関連を見出すため、トルコにおいて研究を実施した。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ:

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 携帯電話使用なし
集団 2 携帯電話使用
参照集団 3 コンピュータ使用なし
集団 4 コンピュータ使用

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 500
統計学的分析方法:

結論(著者による)

90人(19%)の母親が早産、64人(12.9%)が出生時低体重を経験した。最後の妊娠中、全ての参加者がTVを毎日視聴し、343人(68%)が携帯電話を使用し、99人(19.8%)がコンピュータを使用していた。99人(19.8%)がこれら3つの装置を全て使用していた。
母親のTV視聴、携帯電話及びコンピュータ使用の習慣は、出生児体重との関連を示さなかった。妊娠中に携帯電話またはコンピュータを使用していた母親では、37週以前の出産がより多かった(それぞれp=0.018、p=0.034)。同様に、妊娠中に携帯電話またはコンピュータを使用していた母親では、妊娠期間がより短かった(それぞれp=0.005、p=0.048)。
著者らは、携帯電話及びコンピュータ使用は早産に影響するかも知れない、と結論付けた。

研究助成

関連論文