研究のタイプ: 医学/生物学の研究

[イン・ビトロでのヒトMSCsの骨形成のためのパルス電界刺激と基質の導電率、細胞ミクロ環境の相互作用] med./bio.

Interplay of Substrate Conductivity, Cellular Microenvironment and Pulsatile Electrical Stimulation towards Osteogenesis of Human MSCs in vitro

掲載誌: ACS Appl Mater Interfaces 2015; 7 (41): 23015-23028

この研究は、人工的な細胞外マトリクス(aECM:骨組織のミクロ環境を模造したもの。導電性高分子ポリアニリンPANIの基質コラーゲン・タイプI(Coll)単独またはコラーゲン・タイプIと硫酸化ヒアルロン酸(sHya)の組合せで被覆した)を作成し、このaECM上で培養したヒト骨髄由来間葉幹細胞(hMSCs)にパルス電界(PEF:パルス幅7ミリ秒の方形波パルス、3.6mV/cm、10Hz)を28日間ばく露して、基質の導電率(10-4-10-3S/cm)、細胞ミクロ環境およびPEF刺激がhMSCsの増殖分化に及ぼす影響を調べた。その結果、Coll/sHyaで被覆されたPANI基質では、PEF刺激なしでも、hMSCsの増殖能力が増強された;PEF刺激はhMSCsの骨形成分化の能力を増強した、と報告している。

ばく露