[Wi-Fi(2.4 GHz)から発せられる無線周波放射はラットの膵島でのインスリン分泌を阻害し、酸化ストレスを増加させる] med./bio.

Radiofrequency radiation emitted from Wi-Fi (2.4 GHz) causes impaired insulin secretion and increased oxidative stress in rat pancreatic islets.

掲載誌: Int J Radiat Biol 2018; 94 (9): 850-857

この研究は、ラット膵臓インスリン分泌及び抗酸化酸化還元系に対するWi-Fi(2.45 GHz)電磁放射の影響を調べた。成獣の雄のSprague-Dawleyラット(体重230-260 g)を、対照群、疑似ばく露群、Wi-Fiばく露群に割付けた。長期ばく露(4時間/日、45日間)の後、腹腔内グルコース負荷試験中のグルコース及びインスリン血漿レベルを測定した。ラット膵臓における膵島インスリン分泌及び含量、脂質過酸化、抗酸化状態を判定した。その結果、ばく露群での体重増加は対照群よりも有意に少なかった(p < 0.05)。ばく露群には高血糖が認められた。ばく露群ではインスリン血漿レベル、及びグルコース刺激した膵島からのインスリン分泌が有意に減少した。Wi-Fiの電磁放射脂質過酸化を有意に増加させ、膵臓におけるグルタチオンGSH)レベル、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)活性を有意に低下させた。これらのデータは、Wi-Fiの電磁放射ラットの膵島において高血糖を生じ、酸化ストレスを増加させ、インスリン分泌を阻害することを示すものである、と著者らは結論付けている。

ばく露