研究のタイプ: レビュー/サーベイ論文

[動植物に対する非電離電磁界の影響その1:周辺環境中の電磁界レベルの上昇] review

Effects of non-ionizing electromagnetic fields on flora and fauna, part 1. Rising ambient EMF levels in the environment

掲載誌: Rev Environ Health 2022; 37 (1): 81-122

このレビュー論文は、野生生物移動や渡り、餌の発見、繁殖、交尾、巣作り、縄張りの維持と防衛、寿命および生存への影響、細胞および遺伝への毒性作用についての論点を、3つのパートで探求している。その1では、今日の環境中の電磁界が野生生物に悪影響を及ぼす能力を、特に第5世代(5G)技術に関する問題点を指摘している。その2では、自然の電磁界と人工的な電磁界動物磁気受容のメカニズム、および全ての野生生物に関連する研究を探求している。その3では、現行のばく露限度、適用可能な法律、将来の方向性について論じている。電磁界を新たな形態の汚染であると認識し、規制当局が空気を「生息地」として指定し、電磁界を他の汚染物質と同様に規制できるように規則を策定する時である、と著者らは主張している。

ばく露

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