研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[超低周波電磁界にばく露されたラットにおける酸化的DNA損傷] med./bio.

Oxidative DNA damage in rats exposed to extremely low frequency electro magnetic fields.

掲載誌: Free Radic Res 2005; 39 (3): 317-323

研究目的(著者による)

ラット白血球DNAの超低周波電磁界へのイン・ビボばく露が、がんリスク上昇に関連した遺伝的影響につながるかどうかという疑問を調べること。

詳細情報

8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8-OHdG)アッセイを用いた。8-OHdGはラジカルによって生じるDNA損傷の主要な形態で、がんリスクの評価のための潜在的ツールである。

磁界によって生じる可能性のある時間依存性の変化を調べるため、50日目及び100日目に8-OHdG及びチオバルビツール酸反応性物質(TBARS)を定量化した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: repeated daily exposure, 3 h/day for 50 days
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: repeated daily exposure, 3 h/day for 100 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 repeated daily exposure, 3 h/day for 50 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
チャンバの詳細 methacrylate boxes (17 x 17 x 25 cm)
ばく露装置の詳細 The animals were kept in 14/10 h light/dark environment at constant temperature of 22°C and 45% humidity.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 970 µT mean 測定値 - ± 136 µT

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 repeated daily exposure, 3 h/day for 100 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 970 µT mean 測定値 - ± 136 µT

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

データは、超低周波電磁界ばく露酸化的DNA損傷及び脂質過酸化を生じることを示した。
50及び100日目のばく露群の8-OHdGレベルは、偽ばく露群と比較して有意に高かった。ばく露群には、50及び100日目のどちらにも、より高いTBARSレベルが認められた。加えて、DNA損傷及び脂質過酸化の程度はばく露時間に依存していた。

この結果は、超低周波電磁界への長期ばく露酸化的DNA損傷を生じるかも知れないということについて、重要な意味合いを有するかも知れない。

研究の種別:

研究助成

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