研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[14.6mTのELF磁界ばく露はサルモネラのモデルシステムにDNA切断を生じないが、熱ショックタンパク質の証拠を示している] med./bio.

14.6 mT ELF magnetic field exposure yields no DNA breaks in model system Salmonella, but provides evidence of heat stress protection

掲載誌: Bioelectromagnetics 2006; 27 (6): 445-450

この研究は、一般的な超低周波磁界MF)へのばく露がサルモネラ菌に与える影響を調べた。細菌培養物にMFばく露(14.6 mT、60 Hz、5分間オン、10分間オフのサイクルで4時間ばく露)を与えた。ばく露群と温度を一致させた対照群を比較に用いた。影響評価項目であるDNA二本鎖および一本鎖切断は、組換えイベントカウンターを用いてアッセイした。MFばく露後、細菌をインジケータープレート上で増殖させ、組換えイベントを定量化し、DNA鎖切断の頻度を推定した。MFの影響は、組換え欠損変異体(recA)のモニターによっても評価した。その結果、MFによる組換えイベントおよび鎖切断有意な増加は見られなかった;MFによる熱ストレスからの保護効果については、MFばく露細胞と対照細胞に熱ストレス(10分間の53℃)を与えた後の生存率を比較して決定したが、対照細胞は、MFばく露細胞の9倍の細胞死亡率を示した、と報告している。

研究目的(acc. to editor)

サルモネラ菌 Salmonella enterica 試験システムにおいて、DNA鎖切断に対する磁界の影響を調べること。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: intermittent, 5 min on/10 min off for 4 h

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 intermittent, 5 min on/10 min off for 4 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 exposure system consisted of three units with 1 m long air core solenoids and one control unit; all four units were submerged in 37°C circulating deionized water; vertically aligned units were evenly spaced at 1 m so that the field interference was almost zero; ratio of solenoid length to the diameter of the core was so large that all three produced extremely uniform MF at region where the cultures were placed
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 14.6 mT peak 校正 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

データは、磁界による組換え事象及び鎖切断有意な増加を示さなかった。
磁界ばく露細胞と10分間の53℃の熱ストレスの適用後の対照細胞の生存率の比較によって、熱ショックタンパク質の証拠を判定した。対照細胞磁界ばく露細胞よりも9倍多い細胞死を示した。

研究の種別:

研究助成

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